
正しい歯科医院の選び方??
2022/01/31
みなさんは歯科医院を選ぶときにどのようなところへ注目していますか?クリニックの清潔さや歯科医師の身嗜みなど人それぞれ気になる点は異なることでしょう。今回はその中でも私が思う正しい歯科医院の選び方について紹介していこうと思います。ぜひ参考にしてみてください。
歯科医院を選ぶポイント
歯科医院の数は全国におよそ68000件あるといわれています。各歯科医院でそれぞれ差別化がされており、何を重視すれば良いのかわからないという方もいるのではないでしょうか。まずは私が思う歯科医院を選ぶときのポイントについて紹介していこうと思います。
感染対策が講じられている
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、感染症や衛生面を気にする方が増えました。歯科医院もその例外ではありません。最近はほとんど聞きませんが、昔は院内感染で感染症に感染してしまった方もいたようです。
歯科医院で使用する器具は個別で滅菌されているか確認しましょう。滅菌とはすべての細菌・ウイルス・微生物を死滅させることをいいます。血液が付着しやすい歯科医療では当然のことであり、中でもクラスB基準の滅菌機を使っている歯科医院で治療を受けるようにしましょう。
さらにポイントは、歯を削る際に使用するタービンやコントラと呼ばれる器具も滅菌しているかどうかです。多くの歯科医院では歯を切削するバーだけ消毒していますが、タービンやコントラなども口腔内に入ります。唾液や血液は感染源となりうるため、これらも滅菌しているクリニックを選ぶようにしましょう。
口腔外バキュームがある
口腔外バキュームとは、歯を切削したときに飛散するエアロゾル(霧のようなもの)を吸引してくれる装置です。今まではエアロゾルをそのまま放置していましたが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い注目されるようになりました。患者さんを守るだけでなく、歯科医師や歯科衛生士など医療従事者も守ってくれます。
掃除が行き届いている
クリニック内の掃除が行き届いているのかは重要です。クリニックの築年数は年数とともに変わっていきますが、掃除ができているか否かは別です。他にもクリニック内が整理整頓されているかなどもポイントとして挙げられます。
歯科衛生士が常駐している
歯科衛生士とは、国家資格で歯科医師の診療補助をしています。患者さんとは、クリーニングや歯磨きトレーニング・仮詰めの材料を外すなど多くの機会で関わっています。みなさんが歯科医院を選ぶ際には、必ず歯科衛生士が常駐しているクリニックを選ぶようにしましょう。中には、歯科衛生士ではなく歯科助手という無資格者にクリーニングをやらせているクリニックがあります。これは歯科衛生士法違反となり犯罪行為です。質の高い治療を受けるためにも歯科衛生士の常駐しているクリニックを選ぶようにしましょう。
歯科医師の経歴がわかるクリニックを選ぶ
治療の中で大切なことは治療の質です。治療の質を左右するのは、担当する歯科医師の経験と人柄ではないでしょうか。そこで院長の経歴がわかるクリニックを選ぶことをおすすめします。院長がどのような学会に所属して、どこでどのような勉強をしてきたのかがわかればみなさんのお悩みとマッチする歯科医師に出会えるのではないでしょうか。
また、歯科医療というのは他の医療と比べてコミュニケーションが重要になると感じています。ライトが眩しいため、目元にタオルなどをかけて治療を受けることが多いと思いますが何をされているのかわからないですよね。口を開けて治療を受けて、歯科医師がどこかへ行って、また戻ってきて口を開けて…となると何をされているのかわからなくなります。しっかりと治療について説明をしてくれる歯科医師のいるクリニックを選ぶようにしましょう。
スタッフの入れ替わりが少ない
スタッフの入れ替わりが多いクリニックは何かしらある可能性があります。行くたびに新しいスタッフがいる・前までいたスタッフがいなくなっていたなどがあれば入れ替わりの激しいクリニックかもしれません。
明瞭会計をしている
保険適用の場合、歯科医療は全国どこでも一律で診療費用が決まっています。明細書の発行も義務付けられており、治療後には実際に受けた治療内容と明細書の中身が合致しているか確認しましょう。
適材適所をわかっている
難しい親知らず抜歯や口腔粘膜疾患(がんやがんが疑われる疾患)の場合は大学病院や市民病院の口腔外科へ紹介状を出す必要があります。しかし、中にはすべて自分のクリニックで解決しようとする先生もいます。虫歯や歯周病などの一般的な治療は自院でおこない、専門性の高い治療は大きな病院へ任せるという適材適所な仕事ができる先生のいるクリニックを選びましょう。
多くの選択肢を提示してくれる
歯を喪失したときの主な治療法はブリッジ・入れ歯・インプラントの3種類です。この中で唯一自由診療なのはインプラントで、ブリッジ・入れ歯は保険診療と自由診療の2種類があります。これらの治療法をそれぞれ説明して、患者さんに治療法を選択させてくれる歯科医院は良い歯科医院といえるでしょう。
中にはインプラント治療など自由診療を半ば強制的に契約させるクリニックもあります。患者さんにとって多くの選択肢を提示してくれる歯科医院を選びましょう。ただし、患者さんの意見を100%聞いてくれるからといって良い歯科医院とは限りません。歯科医学的に妥当とされる治療の中で、適切な選択肢を提示してくれなければ、元も子もない治療となってしまうからです。
歯科医院は自分で決めるべし

歯科医院選びをするときのポイントで口コミが一つ挙げられると思います。もちろん、他人からの評価は重要ですが、最終的には自分で選ぶことが重要です。しかし、実際に自分で試して治療を受けるのはちょっと…と思ってしまいますよね。そこで治療を受ける前段階からできるポイントを紹介します。
電話や受付の対応
近年では予約をインターネット経由で取れるシステムが開発されていますが、初診は電話で予約してみましょう。そのときの対応や態度などがしっかりしていればスタッフ教育ができているといえます。
質問をしてみる
滅菌など前述で気になる点があれば電話で質問してみるのも一つの手です。患者さんからの質問を嫌がらずに答えてくれる歯科医院であれば信頼できるのではないでしょうか。ただし、治療を受ける前からたくさん質問しても歯科医院側は答えられないことがありますので、質問はほどほどにしましょう。
予約時間にユニットへ通される
歯科医院の多くは予約制をとっています。予約時間通りに治療ユニットへ通されるかどうかは一つのポイントとなるでしょう。
すべての人にあう歯科医院はない
残念ながらすべての人が好む歯科医院というのは存在しません。それは人と人の仕事なるからです。最終的には自分にあう歯科医師・歯科衛生士のいるクリニックを探すのが一番だと思います。また、治療方針や歯に対する考え方なども自分の考えに一致する歯科医師の元で治療を受けるとより良い治療を受けられるでしょう。
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