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歯ぎしりの影響ってどんなことがある?

こんにちは。練馬区石神井公園にある歯医者「すぎもと歯科クリニック」です。
前回のコラムでは、「虫歯治療の銀歯…子どもにとって安全?」について取り上げました。第22回の今回は、「歯ぎしりの影響ってどんなことがある?」についてご紹介していきます!
「寝ているときに歯ぎしりをするのは大人だけだと思っていたのに、わが子が歯ぎしりしている!」と驚いた経験のある親御さんもいるでしょう。実は、子どもの歯ぎしりは成長過程にはよくある自然なことなのです。
親御さんとしては子どもの歯が削れたり、歯の発育に影響が出たりしないか気になりますよね。子どもの歯ぎしりの理由とその影響について、ご説明します!
■子どもはなぜ歯ぎしりをするの?
子どもが歯ぎしりをする理由としては、次の4つが考えられます。今、お子さんがどんな状態にあるのか、確かめてみましょう。
▼歯の生え始めの時期の調整機能
乳歯が生え始めると、それまでは吸うだけだった口の動きが、「噛む」という動きに変わり、顎の位置を調整するために歯ぎしりをすることがあります。このときの歯ぎしりは顎や筋肉を鍛える役目もあるのです。
▼生え変わりの時期の調整機能
乳歯から永久歯に生え変わるときは歯の噛み合わせが悪くなり、それを調整するために歯ぎしりをします。
▼悪い食べ方による影響
食事を良く噛まずに食べるクセがついている子どもにも歯ぎしりがよく見られます。ゆっくりと噛んで食べることを習慣づけさせることが大切です。
▼ストレスによる影響
大人と同じようにストレスが原因で歯ぎしりをする子どももいます。何か問題をかかえていないのか親子でじっくりと話し合ってみると良いですね。
■歯ぎしりで注意しなくてはいけないこと
基本的に子どもの歯ぎしりは年齢とともになくなっていくため、過度の心配は必要ありません。ただし、次のような症状があるときは注意してください。
・歯や顎に痛みをうったえることがある
・歯のぐらつきがひどい
・歯がすり減っている
・最近、歯並びが悪くなってきた
これらの症状が気になる場合は、かかりつけの歯医者を受診しましょう。たとえ子どもでも、歯ぎしりが原因で歯周病になり、歯が抜けてしまうケースもまれにあります。
永久歯は一度抜けたら生えることはないので、特に注意が必要です。深刻な事態にならないように、普段からお子さんのお口の中をこまめにチェックしてあげましょう。
次回は「子どもの歯が欠けてしまった!そんな時はどうすればいいの?」についてご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!
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